火曜日は久々の
Academed!Aでした。
『デジタルスタイル会議』と銘打った今回の会議。
内容の解説は、すでに書かれているみなみなさまの記事に譲るとして・・・
(1個だけ参考であげておきます)
アカデメディア デジタルスタイル会議に行ってきました(Sailing Notes)
ガジェットの機能について語る中でも、
生命感、生き物的な比喩を、
特性として求める傾向が見て取れたのが興味深かった。
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たとえば百式さんが取り上げていた
Bud Vase Features。
Volkswagen Beetleの納車時、車のダッシュボード脇に一輪挿しの花を添えるというこの「機能」が人に与える効果は、
ちょっとした幸せな心、ちょっとしたほほえみといったもの。
あえて「花」、しかも「一輪挿し」なのは、
文明の産物に囲まれすぎた我々が、
潜在的に失われていると思っている概念を「一輪挿しの花」が体現しているからなのか。
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さらに、後半の全体会議で出ていたアイデア。
たとえば「肉球VAIO」。
Ultra Mobile PCの裏に肉球がついていた日には、
とりあえず触るだけできっと笑顔になってしまうこと間違いなし。
たとえば「VAI生(ヴァイオと読むらしい)」。
この生き物感のあるVAIOは、
使っている人のテンションにパフォーマンスが連動する。
・・・機嫌悪いときとか、余計機嫌悪くなりそうですが・・・
まあでもこんなのもご愛嬌と思って愛着が湧いたりもするのかも。
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マーケティングの授業で習った内容だと、
「機能ベネフィット」から「情緒ベネフィット」へ
という言い方もできると思う。
しかし、「生き物的」な比喩はそれだけに止まらないと思う。
突き詰めた合理性だけではない、人間の時としてアバウトな「感覚」そのものを
モノに持ち込もうというような思考。
そういうものがいくつか散見されて、刺激になりました。
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「テクノロジーはいかに人をHappyにするか」というのが今回のサブテーマでしたが、
行き着く先は、モノにも「心」が宿った世界なのかな・・・と思った一日でした。
ちなみに私のアイデア、握ると充電される「hugVAIO」がグループ賞No.1になって、
素敵な景品をいただくことができました♪
使うぞー色鉛筆!!!
仕事を離れてアイデアを出すこと自体、すごく楽しかったけど・・・
何よりも、
百式さんの「質問」のうまさに改めて脱帽した一日でした。